グロムとFZ6と

カスタムとかツーリングとか道交法とか話します

125ccと600ccの違いの話

 みなさん、こんばんわー!

 

 乗ってるバイクなんしーしーですか??(唐突なナンシー

 

 ナンシーって道の駅とかにいるらしいですが、私は何回かしか聞かれたことないです…wまあ端っこのほうでおとなしくしてるタイプなのでね!w

 

 さて、まだ125ccと600ccしか乗ったことがないですが、その違いについて考えていこうと思います。

 

 

 はじめてのバイクを選ぶときとか、大型バイクに乗ろうか迷っている人の参考になれば幸いです。コメント欄もあるので、気軽に書いてくださいねw

 

 

はじめに知っておいてほしいこと

 いきなり本題からずれますw

 

 なんか250でも400でも充分なパワーとかいう人がいます。

 

 確かに高回転だとCB400SF(56ps)のほうがNC700X(50ps)よりパワーがあるなんて例もあるので、最大出力が非力かどうかは排気量では一概にいえないです。

 

 だから実際は0-400みたいなことをすると、上手い人同士ならCB400SFのほうが速い可能性はありますね。

 

 ただ、一定回転からの加速は全然違うんです。

 

 3000rpmくらいからの加速を考えましょう。実際にはありえませんが、最大出力発生回転数と同じトルクだとすると、CB400SFはおよそ15psです。(実際にはたぶん10ps前後)

 

 対してNC700Xはおよそ25ps(実際でも20psは超えそう)になります。そうすると、NC700Xのほうが加速する感じになります。

 

 実際のことを考えると、CB400SFは4気筒の高回転型で、回転数によるトルクの変化が大きいです。NC700Xは2気筒の低回転型なのでトルクは回転数であまり変わりません。括弧内はそういう感じで考えてます。

 

 ギア比がほぼ一緒なので、単純に倍の加速をすることになります。それはNC700Xのほうがパワーがあるって言えるのではないでしょうか。

 

 低排気量でもパワーは大型に負けないっていうのは普通の用途では起きないってことは知ってほしいです。

 

 教習所のNC700Xなんて、発進のとき1速か2速かわからないくらいの低速の力ありますよ…。

 

 

125と600のパワーの差

 本題の125ccと600ccのパワーの差は凄まじいものがあります。

 

 まずパワーバンド付近の加速についてです。

 

 街乗りで125のように高回転を維持してアクセルを開けると、周りの車が止まったように感じるくらいの加速をします。普通に100km/hを超えてしまう…。

 

 峠だと125なら基本フルスロットルで、カーブのブレーキからパーシャルまでだけがフルスロットルじゃない感じですね。

 

 600だとカーブの立ち上がりで回転数がパワーバンド手前とかになってくるとアクセルが1/3も開けられません。

 で、バイクが立った後も怖くてアクセルは半分くらいだけです。直線で3速とかになると、150km/hとかだし、フルスロットルにすればもっと行きますよ…。こわいこわい…。

 

 パワーバンド付近だと、楽しい125ccと怖くて扱えない600ccって感じです。

 

 600は回せるっていうのを聞いた方も多いと思いますけど…。あれは1000ccと比較していってるだけで、回せるわけ無いです。1速で100km/hでます。よっぽどアホみたいな運転をしているのか、「回せる」の基準が低いのかどちらかです。

 

 次に普通のツーリングとかについてですね。

 

 街乗りだと125は楽しいです。普通にパワーバンドに入るし、扱っている感じがあります。600だと車はパイロンに見えてきます。我慢の連続です。

 

 山道では上りがきついと125だと加速しませんよねwフルスロットルで80km/hとか普通にありますね。で、かわいい…w

 

 それが600だと上りで加速が弱くなった感じがしないです。たとえ3000rpmでも。そもそもフルスロットルにする場面とかないので、たぶん無意識にアクセルをあけて終わりです。

 

 楽しい125と楽な600って感じかな。

 

 

125と600の重さの違い

 これも全然違いますね。むしろ教習所で一番最初に戸惑ったのはこれです。

 

 パワーなんてアクセル開けなければ関係ないんですよ。でも重さって動かしてる限り変わらないんですね。

 

 教習所でNC700Xに乗ったときには、自分が曲げるんじゃなくて、バイクが曲がってくれてるってはっきり意識するくらいです。積極的に曲げれなかった…。

 

 GROMなんて体重移動でひらひら倒れますからね。曲げてる感じが強い…。

 

 教習所の帰りに、GROMに乗ると転びそうなくらいひらひら倒れましたw

 

 まあでも、曲がる / 曲がらないは重さだけじゃなくて、タイヤの形もだいぶ関わってきますよね。今思うとたぶん教習所のは台形になって重さを感じやすかったんでしょう。

 

 ただ、それを考えても重いと動きが鈍いですw

 

 私のだと、GROMが100kg弱、FZ6が210kg弱くらいかな。 

 

 グロムは曲がれ!って体を動かしたら、転ぶようにバンクしていきますw

 

 FZ6はひらひらしてるけど、なにかきっかけがないと鋭く曲がらない…。アクセルオフとかブレーキのリリースとか…。これが重さなんだと思います。

 

 倍の重さを感じることはありませんが、もう少し倒れるのが速いといいなと思うことはあります。

 

 

125と600のツーリングの違い

 今までのことをまとめてみて、ツーリングはどっちがいいか考えます。

 

 短距離のツーリング(~100km)くらいだと125のほうが楽しくて、600は周りに車がいないとき楽しいって感じかな。

 

 長距離のツーリング(100km~)くらいだと125は振動がちょっときつくなってくる。600だと楽だなーって感じですね。

 

 まあでも、125しか知らなければ125でずっと楽しくいけますよ!私も125で一日に600km走ったことありますが、ずっと楽しいままで、辛いとか思いませんでしたしw

 

 逆に600だとエンジン音とか景色とか、バイクを操る以外の楽しさを見つけないと、合法的に楽しむことが難しいです。楽しいの領域が125よりも高い速度のところにあります。

 

 あとは125は細くても簡単にUターンできます。足付けばいいし。600はUターンが難しい…。片側1車線でぎりぎりかな…。

 

 大型のほうが安定感があるとかも言われます。実際大きいほうが安定してますけど、それで疲れないってのはよくわからないです。言い換えれば曲がらないし。

 

 まとめると、エンジンを100%使いたいとか、ギアチェンジしたいとか、酷道に行きたいとか、オフロードも突っ込みたいとか、弄り倒したいとか…。こういうマニアックな人には125ccが向いてますw

 

 ツーリングを友達と行きたいとか、4気筒の排気音が好きとか、長距離を音楽聴きながら行きたいとか、開放感とか景色がいいとか…。こういう楽しみ方が好きな人は600ccていうか、あるいはもっと大きいバイクが向いています。

 

 

 まあでも、身もふたもないですが、別に125で長距離も達成感あって楽しいし、600でもサーキット行けばエンジン回せるし…。1000ccのSSでオフロード行く人もいなくはないし…。

 

 バイクに向き・不向きがあっても、楽しみ方は自由です。