グロムとFZ6と

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ブレーキパッドのお話

 みなさん、こんにちは。

 

 さて、今日もブレーキシリーズの続きを話していきたいなと思います。

 

 いい加減飽きてきたんですけどねw

 

 ブレーキシステム全体についてはこちら!

 

nimphaea.hatenablog.jp

 

 

 さて、ブレーキパッドですが、何を使ってますかー?

 

 街乗りで人気が高いのはデイトナさんのゴールデンパッドとかでしょうかね?いいパッドですよね!

 

 ブレーキパッドを選ぶにあたって、何を求めましたか?

 

 そもそもブレーキパッドには、一体何が必要なんでしょうか?

 

 ブレーキパッドに最も必要なのは効力ですね。つまり、ブレーキパッドとブレーキディスクの摩擦係数μが高いということです。

 

 これが低すぎると、どれだけ握っても全然止まりませんw

 

 次に必要なのが、耐フェード性です。

 

 ブレーキパッドの成分が熱で気体となって、ブレーキパッドとブレーキディスクの間に入ってしまい、制動力が低下するのをフェードといいます。

 

 つまり、ブレーキパッドの成分が気体とならないことが求められます。

 

 他にもいろいろなことを考えて、ブレーキパッドは作られます。

 

 

ブレーキパッドの構造

 ほぼ必ずあるのが、磨材(ライニング)とバックプレートです。

 

 磨材が直接ブレーキディスクと擦れる部分で、キャリパーのピストンが当たる部分がバックプレートです。

 

 バックプレートはピストンから受けた力を、パッド全体に均一に押し付ける役割があります。

 

 これ以外にも金属の板などが入っていたりすることもありますが、ブレーキが鳴くのを抑えるものだったり、断熱するものだったりです。

 

 

ブレーキパッドの種類

 車だと呼び方が違うので、(車:  )のように車用の呼び方も載せました。

 

オーガニックパッド(レジンパッド)(車:ノンアスベスト材)

 樹脂を固めて作った磨材を使用しているブレーキパッドです。

 

 安いことやコントロールしやすいことがメリットです。また、ブレーキディスクの減りも穏やかな傾向があります。

 

 ただ、制動力は劣りますし、雨天で制動力が落ちやすいです。そして、樹脂なので低い温度でフェードします。また、寿命も短い傾向です。

 

 正直あまりおすすめしませんが、まあ制動力があまり要求されないリアブレーキにはありかなーと思います。

 

セミメタルパッド(車:セミメタリック材)

 樹脂と金属を固めて作った磨材を使用しているブレーキパッドです。

 

 樹脂と金属の使用割合で特性が変わります。

 

 樹脂が多ければオーガニックパッド寄りに、金属が多ければシンタードパッド寄りになります。

 

 メーカーの望んだ性能はもたせやすそうですね。

 

 街乗りが多い人におすすめです。

 

シンタードパッド(メタルパッド)(車:メタリック材)

 金属を固めて作った磨材を使用しているブレーキパッドです。

 

 制動力が高く、雨でも制動力が変わらない上、フェードしにくいですし、寿命が長いものもあります。

 

 なお、サーキットなどではこれを使うのが普通だと思います。サーキットなどで人気のものは、コントロール性もいいし、制動力もいいし…最高なんですが、高くて寿命が短いです。

 

 ただ、ブレーキディスクを減らしやすい傾向があることが欠点です。

 

 街乗りからサーキットまでおすすめです。

 

カーボンパッド

 カーボンによってできたパッドです。磨材とバックプレートが一体化していて、区別がありません。

 

 熱が入らないと制動力がないという特性があり、これがサーキット以外では致命的です。

 

 雨の日とかどれだけ握っても効かないと聞きますw

 

 街乗りや峠で使うのはやめましょう。

 

 ただ、そういった温度依存性も改善され、雨天のレースで使われたことがあるらしいです。

 

カーボン配合系のパッド(車:カーボンメタリック材)

 最近出てきたものですね。

 

 カーボンと金属などを混ぜて磨材をつくったパッドです。

 

 金属で低温でも効かせ、温まったらカーボンでさらに制動力を上げることを目的としているのだと思いますが、シンタードパッドとあまり変わらないと聞きますね。

 

 そのうちに一般的になるのでしょうか…?

 

 

まとめ

 よほどのことがない限り、シンタードパッドをおすすめします。

 

 なお、ブレーキパッドは消耗品です。たまに確認する習慣をつけましょうね。