バイク整備にほしい工具の話
みなさん、こんばんは!
ちょっと前に簡単な整備の話ってので、オイル交換、チェーン清掃、洗車あたりを扱いましたが、そこからもう一歩踏み込んだ整備をするのに必要な工具を書いていこうかなと思います。
まあでもこれだけあればだいたいの整備ができますw意外と少ないはず!
スパナレンチ
これは固く締まったネジを外すのには使えません。なので安物でいいです。
8mm、10mm、12mmくらいがあればいいんじゃないかな…。
調整するネジとかだと、後述のメガネレンチとかソケットレンチが使えないことがあるので、そういうときに必要ですね。
私はスパナレンチとしてではなく、コンビネーションレンチっていう後述のメガネレンチも逆側についているものを使ってます。
amazonで商品調べたけど高いな…w私のやつはたぶん下のやつの半額レベルですw
安物だから、数回ネジを舐めました!w
下のはなんか13mmもついてくるみたいだけど、バイク整備で13mmなんて使ったことないですwまあでも、安くて一式揃うやつ探してリンク貼っときました!
六角レンチ
なんか六角形の棒みたいな工具ですね。L字の。
強度が必要なとこも使われてるので、これだけで済ますならいいやつ買った方がいいかもしれません。
私は固いところはソケットレンチで六角ビット使うので、安物しかもってません。リンク貼ったやつはいいやつなので2000円しますが、私のは300円くらいだった気がしますw
固く締まってるやつにはソケットレンチ使うなら、ほんと安物でいいですw
主にカウルの取り外し、タンクの取り外し、キャリパーなどかな?
汎用セットが一個あればだいたい大丈夫です。
なお、フロントフォークのピンチボルトをこれで締めるのはやめましょう。あそこはトルク管理大事らしいので、トルクレンチと六角ビットが必要です。
メガネレンチ
スパナって意外と使えません。なめやすいですからね。
固く締まったボルトを緩めるにはメガネレンチを使いましょう。
これが8mm、10mm、12mm、14mm、17mmあたりあれば簡単な整備はだいたいできます。
まあ、さっきスパナレンチのとこで貼ったコンビネーションレンチでいいです。
8mmはエンジン周辺のボルト類など締め付けが弱いけれど、複数のボルトで固定するような部分に多いです。使わないことも多いかな。
10mmはカウル類など特には強度が要らないとこですかね?必須です。
12mmはブレーキホースのバンジョーボルトとかある程度強度がいる部分です。これも必須です。
14mmはスタンドとかリアサスペンションに使われてることがあるくらいかな…。使わないことも多いけど、まああったほうがいいです。
例えばグロムはリアアクスルシャフトの片側が14mmです。
17mmはオイル交換で使います。必須ですね。
これは高い工具で揃える必要はあまりありません。安物でなめそうになったり、工具が入らなかったりした場合はお店に任せるか、後述のラチェットハンドルとソケットを買うかしましょう。
私はメガネレンチはあまり使いませんが、後述のラチェットが入りにくいところはメガネレンチ使いますし、供回りを防ぐために押さえるのに使います。
なお、メガネレンチは丸く閉じた形をしているため、使えないことも結構あります…。
切れ目があって使いやすくなっているのがフレアナットレンチですが、これはバイク整備にはほぼ使いません。いや、あってもいいけどねw
ドライバー
プラスの2番だったかな?があるといいです。
意外とドライバーって使わないんですけど、たまにあるので必要ですね。
プラスネジって力いれて締めにくいので注意です。ほんとにすぐなめちゃう…。
貫通ドライバーを買っておけば固着していても外すことができる可能性が上がりますが、正直難しいのでお店に持ち込んだほうが無難です。
私は固着したらお店に持っていくこと前提で、このドライバー使ってます。なお、固着したことはありませんw
マイナスドライバーは手で外せないくらいぴったりはまってるものの隙間にいれてこじって外すのに使います。
これもあったほうが安心ですね。でもなくても大丈夫かな…。
マイナスドライバーはあるサイズからは法律上携帯できないので、携帯するなら小さいやつで!
ソケットレンチ
ここからは整備を割とやるようになってからで十分です。簡単な整備にはここまで要りません。
ソケットレンチとは、なんか先にソケットを付けることでネジとかを回すやつです。
これはいい工具で揃えときましょう!それで、基本的にこれを使うようにしておけばなめたりする心配が少ないです。
使うのは8mm、10mm、12mm、14mm、17mmあたりですね。
私はTONEさんの工具で揃えてます。
ソケットの挿入角が6.35sqとか9.5sqとか12.7sqとかありますが、まずは9.5sqで買うといいです。
6.35sqは細かいとこに入っていけますが、大きな力で締めることに向いてません。
12.7sqは大きな力で締めることができますが、細かいところに入っていけません。
9.5sqが普通の整備にはちょうどいいです。というか、力さえあればこれだけで十分です。
大きいソケット、例えば19mmとか24mmとかは12.7sqがほとんどです。でも、9.5sqを12.7sqに変換するソケットもあります。
12.7sqに変換するソケット使って9.5sqで強く締めてもちゃんとしたものなら基本的に大丈夫ですから12.7sqは要らない子です。
確か9.5sqは200Nmくらいまで対応してるので、バイクなら全て対応できます。おそらく最も大きいのが、リアアクスルシャフトの150Nmあたりです。
ただ、工具の長さが9.5sqは短いので、12.7sqのほうが楽には作業できますね。
9.5sqで100Nmとかで締めるのは私には無理ですw
で、ソケット揃えておくと、トルクレンチとかにも使えるのでいいですよー!
この辺があるともうできない整備はほぼないです。あとは特殊なものを買い足していく感じですね。
トルクレンチ
これは広い意味ではソケットレンチなんじゃないだろうか。
指定された力で締めるためのラチェットです。
緩んでこないとかそういう話だけではなく、ネジの締結力で変形する量を正確に調整できることがメリットですね。
例えばアクスルシャフトを締めるときのホイールのディスタントカラーとかは締結によって変形して、ベアリングのセンターが出るようになってますね。
だからトルクレンチを使うと正確にセンターが出せますって話です。
まあ市販車はそんなにシビアじゃないですけどw
あとは倒立フォークを固定するピンチボルトの締め付けトルクによって倒立フォークは作動性が変わるらしいです。
まあ割とがっつり整備するには必要かなって感じですね。
これが値段の割にいいらしく、私はこれを使ってます。
20~110Nmがあれば普通の整備には問題なさそうな気もしますが、余裕があれば5~25Nmのものもそろえるといいです。
汎用性の低い工具類
特定の整備に必要で、それ以外にはほとんど使い物にならない工具があります。特殊工具っていったりもします。
まあバイクで使い道がなくても他では使い道があったりすると特殊工具って言わないけども…、バイクしか弄らないなら一緒ですw
こういうのはまあその整備をやろうってなったときに買えばいいんじゃないかな…?
例えば…
※ブレーキフルード交換
キャリパーピストンプライヤーとか
※キャリパーのOH
スナップリングプライヤーとか
※エンジンやブレーキマスター
ベアリングプーラ、ベアリングインストーラーとか
※ホイールベアリングの交換
油面調整ツールとか
※フロントフォークオイル交換
オイルシールプッシャーとか
※フロントフォークOH
チェーンカッターとか
※チェーン交換
こんなのは揃えてもほんとにその整備以外で使えないし、代用が効いたりするし、やるときになったらいろいろ調べて買えばいいです。
ホイールベアリングとか私ならお店に出すなw工具代考えるとやってもらった方が安いw
エンジンを腰下までばらすともっと特殊工具のオンパレードです。高かった…。
あとは、普通のソケットでも使い道が限られてるのも多いですね。
19mmはグロムのアクスルシャフトとエンジン内部しか使ったことないし
24mmはグロムのエンジン内部とFZ6のフロントフォークのトップキャップしか使ったことないし
27mmはFZ6のステムナットだけだし
30mmはFZ6のフロントスプロケットだけだし
32mmはFZ6のリアアクスルシャフトだけだし
36mmはグロムのフロントフォークのトップキャップだけだし
19mmのビットソケットはFZ6のフロントアクスルシャフトだけだし
こういう使い道が限られてるのは結構ありますね。
まあ、整備をするのが安く済ませたいって理由なら特殊工具使うようなものはお店に任せた方が安いかもねw考えましょう。
27mmのステムナット外すために工具買ったとして、その工具は50,000kmに一度使うかどうかですからね…。
私もこういうのはお店に任せるつもりで工具を買ってないですw